週末はだいたい外で寝てます。

山登り、トレラン、ランニング、キャンプ+育児な活動の日々の記録

TJAR DAY6 熊野平-荒川小屋

2:30 熊野平出発
1時30分ごろ起床し、食事。眠い、眠い、眠い、寒い、寒い、寒い、暖かい寝袋の中でのんびりしたい気持ちでいっぱい(実際はそんなに暖かくもない)。”寝るためにここに来たんじゃないだろ”という言葉がすっと頭の中に浮かび、自然と体は動き始める。
ここから新蛇抜山を越えて北荒川への登りまで、睡魔との戦いだった。眠気対策でカフェインを摂取しつづけていたせいか、カフェインの効きが感じられない。頭の中は、眠い>いいビバークポイントないかー>でも進まなきゃ、眠い>いいビバークポイントはないかー>でも進まなきゃ、という繰り返し。足取りも重い。北荒川の手前でついに心折れ、適当な場所で、マットをだして、シュラフをビビィの中に入れて、そのままそこでごろ寝。眠いっす。。。何分、何十分、その場にただ横になっていたのか?それとも寝ていたのか?あまり記憶にはない。(gpsファイル上だと20-30分 停滞している)。ただ目を閉じる時前には見えなった星が、目を開けた時には綺麗に見えたことは覚えている。とにかく前に進むんだ。気持ちは残っていた。体も少し楽になっていた。起き上がって再び進み始める。
北荒川、塩見岳の稜線のコースは大好物。いつも夜明け前に北荒川を通って塩見岳で日の出をみるという流れだけど、今日は夜が明けた稜線の中を進む。天気が良くなりそうだ。塩見小屋には7時30分前に到着。カップめんで食事(カレーが選手スペシャルメニューだったらしい、残念。)しながら、荷物をすべて干し、他の方の応援兼トレーニング(トルデジアンに出場するらしい!)に来ていたI田さんとおしゃべり。I田さんとは、選考会でシェルター張りテストを一緒に受けた。テストが終わった後、I田さんは、シェルターが倒れてしまったと残念がっていたのを覚えている。走力や登山の実力は相当なものなのに、そういった小さな一つミスが選考会では許されない。
I田さんと、最終日ゴールを確実にするためには、今日どこまでいくべきなのか?みたいな話をしていた。百閒洞まで行けば余裕。最低荒川小屋、みたいな話だったと思う。いつもなら百閒洞までは余裕のはずが、この時間でこのペースで、自分の現在の状態(超眠い)だとかなり厳しいなと。ただ荒川小屋でも十分という話もあったので、それは救いだった。どちらにするかは進みながら決めよう。眠気と相談が必要。
8時頃塩見小屋を出発。三伏峠を目指す。途中応援に来てくれたN田さんとお会いして、元気をもらう。昨晩の暴風雨の中の三峰岳の下りで、三伏峠に朝5時にはいますとかってメッセージを送っておいた。テンションも高かったので余裕だろって思ってましたが、実際は全然そんなのできませんでした、すみません。三伏峠までは道もなだらか、かつ天気も回復していたのでスピードを上げて進む。

10時前後、三伏峠到着
眠気に勝てればCT60%以下で進む元気はまだある。が、眠い。これが問題だ。恒例のカレーをいただく。選手も何人か滞在していて、久しぶりに古澤さんにもあった。冗談をいいあってほっと一息。スイーパーの仙波さんもいらしたので、眠いんですけど、これは進むべきか、寝るべきか相談する。いけるとこまでいて眠るは最終手段。時間も余裕があるので眠いなら寝たほうがいいとアドバイスをいただく。ということで、三伏峠で寝ようとするが、不発。天気よすぎて寝れない!あきらめて出発することに。
 
14:37 高山裏避難小屋到着
途中スイパーの朽見さんが逆走されていたのでご挨拶。高山裏避難小屋は好きな小屋なので到着するのが楽しみ。小屋が登場する感じがすごく好きだし(文字で表現できなくてすみません)、小屋周辺の雰囲気も好きだし、管理人?のサスケさんのキャラも好き。面白い話を聞かせていただける。テント場も快適そうだしまたいつか来てみたい。
サスケさんに挨拶して、食事で牛丼とモモ缶をいただき、選手用のスペースで仮眠。気持ちい木陰で小屋から流れる、なぜか三重のラジオ番組を聞きながら1時間ちょっと眠った。なんか懐かしい気持ちに包まれて目覚める。起きて、選手のメッセージボードにメッセージを記入して、荷物の整理をして、夜ごはんとしてカップ麺をいただく。ご飯、昼寝、ご飯で3時間近くも滞在していた。時間帯的にも快適だったからついついのんびり。今夜は天気もいいし、夜通し歩くと気持ちいいぞーとのアドバイスをいただき、なるほどそれも乙だなあと心に留めて、17時40分頃出発。
ここから荒川前岳への道のりも、山登り感があって好き。ゆるやかな登山道を進み、途中水を補給し、暑い日には草いきれがむっとする九十九折りを抜けていく。抜けた先にはドーンとカールとご対面。この長いカールをひいひいと登って頂上を目指していく感じが何とも言えない。今回は九十九折りを抜けたあたりで日が落ちはじめた。周りには自分が以外誰もいない。夕暮れから夜の時間、カールを独り占め。気持ちよく進めた。眠くて幻覚もずーっと見えていた。足元の石に顔が見えたり、文字が見えたりはまだかわいいもの。カールの左右にある大きな山肌が人の顔に見えるっていうのは、最初はベルセルクの世界みたいで気持ち悪かったけど、まあそんなの普段絶対見えないし、物珍しいので、じっくり観察しながら楽しみながら進む。途中から風がそれなりに吹き始め、ゴアの下にダウンのフル防寒で進む。まあまあ寒かった。
 
20:55 荒川小屋到着
荒川小屋到着前は幻覚がひどくなってきて、足元の石も顔だけじゃなく、クマ(石と茶色い土がミックスしていろんなクマが登場)やスライスした果物が見えたりとバリエーション豊かに。幻聴みたいなのも聞こえはじめた。夜中進み続けるのも趣深いが、風もあるし寒いので、いったん寝ようと、テント場でビバーク。天気がよかったので、シェルターなしで、ヴィヴィにシュラフを突っ込んでごろ寝。このスタイルはシェルターの設営撤収時間の短縮、結露による重量増加がないので気楽でいい。かつ寝るとき星がたくさん見れる。
このスタイルを行う際のポイントとしては、どれだけリュックの中の荷物を大きな塊(袋)にまとめているかだと思う。ビバーク時の設営撤収の時に、その数により荷物の解体やパッキングのお手軽さが変わってくると思う。自分の場合大きな袋6個くらいにまとめていたので、比較的簡単に短い時間でできたが、これが10個以上だと面倒だろうな。これはまあシェルター泊でも一緒だと思うけど、ただ寝たいだけの時、さくっと寝る準備して、さくっと寝て、さくっと準備して進む際には大切だなと。
 
今後のために
・眠気対策のためカフェインは非常に効果的。もちろんレース前のカフェイン抜きがあってこそ効果が最大化できる。(1か月カフェイン断ちした)
ビバークを効率よくするためにも、リュック内の荷物の塊は少なくまとめる。
・いけるとこまで行って行き倒れて寝るのか?計画的に寝るのか?これは課題。カフェインを取りながら行動する際は、カフェインが切れるタイミングを考慮する必要もある。
・幻覚は楽しめる。
・幻覚は眠気に応じて変化がある。自分の場合、石に顔がある、石がクマに見える、果物に見える、幻聴が聞こえるの順でひどくなった。幻聴が聞こえ始めたら急いで寝る、それ以外はまあ寝たほうがいい、くらいの対応がよさそう。

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