週末はだいたい外で寝てます。

山登り、トレラン、ランニング、キャンプ+育児な活動の日々の記録

TJAR DAY5 (市野瀬-熊野平)

市野瀬では1時間の睡眠を含めて合計3時間40分の滞在。睡眠を除くと2時間40分の滞在。装備品の入れ替え作業、食事などに時間がかかるし、何より屋根があることの快適性、他の選手やスタッフがいることの安心感が、どうしてもゆっくりとした滞在につながってしまう。
 
市野瀬で持ってきて良かったもの
・好きな食べ物>牛乳&プロテインプロテイン大好き!
・装備の予備や替え>壊れかけたストックを交換、破れかけた靴も交換、雨用グローブ一式も紛失していたのでここで補充。
 
市野瀬で意外に不要だったもの
・マッサージグッズ>テニスボールと青竹踏みを持ってきたけど、利用時間3分くらい。
 
市野瀬に持ってきた方がいいなと思ったもの
・熟睡のためのグッズ>ここだけで利用する、厚めのマットや寝袋、まくらなど。
 

 
7:30 そんな快適な市野瀬を後ろ髪引かれる思いで出発。目的地は熊野平。天気は、相変わらずあんまりよくない。スタートから小雨がぱらつく天候のためカッパを羽織って出発する。市野瀬からはTJARごっこをしていますという2人組と前後しながら進む。
 
11:00 松峰小屋着。悪くないタイム。5分休んで、スタート。この辺りまでは樹林帯の中で雨風ともに強くはなく順調。まあこの時点で、木の揺れ具合や風の音の聞こえ方で予想はしていたんだけど、森林限界を超えて行くとすごい風と雨。おっ!ややっ!選考会よりも強い雨と風。でも今日も進むしかないんだ。今日も、明日も明後日も、同じことが起こったって進むしかない。とにかくやるんだ。仙丈小屋の無水カレー、無水カレー、無水カレー、無水カレーと、念仏を唱えながら、風雨を無視してとにかく進む。
 
13:55 仙丈小屋 着。ふーと一息。小屋の入り口でカッパを脱いで中へ入る。無水カレー登場!一瞬で完食!カップ麺も登場!あっという間に完食!小屋では大坪穂高選手を応援にしに来た2人にお会いして、情報交換などをする。穂高君がどれだけこのTJARにかけているかが、二人との会話から伝わってきた。
雨風はまったくやむ気配なし。まあでも行くしかない。ということで14時45分頃小屋を出発。小屋を出発すると、まあ雷も鳴り始めていい感じに盛り上っていた。まだ雷は遠そうだし、仙丈小屋での停滞は避けたいので、とにかく大仙丈までの稜線を突っ走った。大仙丈まで30分弱、CT55%くらいでそれなりに頑張った模様。
 
16:35 伊那荒倉山着
悪い天候だが、悪くないペースCT55-60%を維持。自分は天候は程よく悪いほうが登山に集中できて足が進む傾向であると再認識。天気がいいと楽しくなって、いろいろ楽しんじゃうんで。
 
17:45 野呂川
ますます悪い天候だが、引き続きますます悪くないペース。あまりに天候がよくないので、ここでビバーク?ということも普通なら考えられたはずが、まったくそんな気も起らず進む。なぜなら三峰岳がどんなところだったか全然覚えていなかったから! まさかこんなにも三峰岳山頂に到着するまで稜線吹き曝しの場所だったとは。強風でBB弾化した雨を稜線で受けまくる。絶対にいつもならこんなの進まない。絶対にこないだの台風より雨風強い。こんなのもう絶対に引き返せないし進むしかねえ!相当な雨風で気温も下がっていたので、防寒フル装備。ゴアの下にポリゴン2ULを着込み、手袋もテムレス+メリノウールでちょうどいいくらい。もうここは気持ちで進むしかなかった。真っ暗な中、打ち付ける雨、一人で笑いながら、叫びながら進む。TJARまじすげーって。風がかなり強かったので、本部からレース停止の連絡が来てないか3回くらい確認してしまった。中止基準で”ヤマテン予報1日4回(6時間間隔)発表のうち、 平均風速25m/s以上が2回以上(12時間継続)で想定される場合”があり、それに該当するんじゃないかなと思ったんだけど、まあそんな連絡があるはずもなく、さすがTJAR。
そしてとどめは三峰岳からの下り。今こうして地図をみると、三国平、砂礫の台地と記載ある。まさにその通り。大雨、大風、暗闇の霧の中で、吹き曝しの砂礫の大地。。マーカーを見落とす可能性が高く、ロストのリスク相当高かった。こりゃ道外すと絶対遭難するなと気を引き締め直した。雨は装備がなんとかしてくれるし、BB弾で打たれるくらいの痛みなら無視。風も稜線が狭いわけではないので、あまり気にしない。コース確保が最重要と言い聞かせ、GSPで位置情報、方角を細かく確認しながら、ヘッドライトフルパワー600ルーメンをフル活用しながら、細心の注意を払いながら、〇印を探して進んだ。何度も何度もTJARまじすごーいって叫びながら。
 
21:30 熊野平到着

ようやくのこと到着。長かった。。。引き続き天気も悪い。が、テンションは高い。が、明らかに眠い気がする。疲れている気がする。が、実感がわかない。何が本当のことなのかよくわからなくなってきていた。

熊野平より少し先にはビバークに適した場所があるとわかっていたので、水の補給だけして、小屋をスルーすかけたところ、小屋前にぐったりした人影が見えた。ん、やけに弱った感あるし大丈夫かな?と思って、様子を見ていると、なんと男澤さん!男澤さんも上位にいるべき選手なので、え、なんで!?という戸惑いもあったが、どこから見ても男澤さん。初めて見るレース中の生の男澤さん、しかもまさかの生ぐったり。ちょっとびっくりして、こ、これはどうしよーって思っていると、声をかけてくださったので軒下に移動してお話し。聞くとテント場にビバーク中に、シェルターの下に川ができてしまい荷物が全て濡れてしまい、ここで様子を見ているとのこと。他の選手もどうやら滞在しているようで、結構な雨と寒さで大変な思いをしているらしい。明日も雨ならリタイアだなあ、寒いなー、と少しばかり弱気発言。なるほど、確かにすごい雨だったのでみんな大変だったんだなーと。でも何もできることはないし、予定通り先に進もうかなーとしていると、え、いっちゃうの、さみしいなー的なお言葉をいただき、そんなこといわれたら前に進む気持ちも折れてしまうわけで、急遽一緒に軒下で食事することに。ぶっこみ飯を調理し、静かに雑談。男澤さんの弱り気味&気さくなトークですっかり気も緩んでしまい、結局熊野平の水はけが良さそうなところにビバークすることに。他の選手も何人かビバークする中にシェルターを張って、就寝したのは23時前。そんな男澤さんですが、その後少し休んで夜中に出発され、翌日は晴れ、無事上位で完走!次にお会いしたのはゴール地点で、あたたかく出迎えてくれました。流石の男澤さんでした。もうダメだと思ってからがこのレースの面白いところってことですかね。

 

今後のために
・市野瀬では、何をやるかをリスト化しておいた。何も考えることなく、リストに従って行動するだけだったので便利だった。
・Finetrack ポリゴン2ULは行動着としても優秀。袖口から濡れが発生したが、目的地到着後もそこからの濡れや寒さは全く感じなかった。
・試走をしっかりして、どんな地形だったかは覚えておいた方がよりよい。
 

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